困った時の対処法

炭酸づくりを楽しんでいるとき、突然の難題」!こんなことがあったら、楽しさは台無しです!
そんなときのため「困った時の対処法」です。

1.気圧が上がらない!
2.原料を切らしてしまった!
3.付属品を切らしてしまった、または破損・紛失してしまった
4.開放弁が働きすぎ
5.泡が噴き出した
6.しょっぱい味がする

これらのほとんどは、簡単に解決できます。しかし、一部は修理・交換の対象になります。






1.気圧が上がらない
2つの原因が考えられます。ひとつは、A.空気漏れ。ひとつは、B.原料の問題です。

A.
空気漏れについて

まずはじめに、「空気漏れの箇所」を特定してください。
これは、音で判断することができます。漏出箇所に指を当てると、音が変わります。
該当箇所は、「ペットボトル-キャップ間」「ボールバルブのハンドル」「キリツボ本体の部品つなぎ目」の3パターンになります。


漏出箇所がペットボトルとキャップの間の場合
1.キャップにパッキンがはめ込まれているかご確認ください。


はめ込まれていない場合は、付属の予備パッキンをお取り付け下さい。(予備品がなくなった場合は、別途パッキンをご購入ください。)(パッキンがはめ込まれているのに解決しない場合は↓)
2.ペットボトルを器具に取り付ける際、しっかりと締まっていなかった可能性があります。しっかり締めて下さい。力の入る良い方法は、左手でキリツボ本体を持ち、右手でペットボトルの底(凹んでいる箇所)に指をはめ込みひねることです。(しっかり締めているのに解決しない場合は↓)
3.パッキンが劣化している可能性があるので、パッキンを新しいものに交換してください。千枚通し等で、旧パッキンを軽く刺し、時計回り回せば外れます。(この時、器具を傷つけないようにしましょう)そして、新しいパッキンをキャップ部に取り付けてください。(それでも解決しない場合↓)
4.キャップが損壊、変形している可能性があります。修理・交換の対象になります。KIRITSUBOまでご連絡ください

漏出箇所がボールバルブのハンドル部の場合
1.「開」時にハンドル部から漏出する場合、一時的に不具合が生じている可能性があります。これを確かめるため、ハンドルを約1程度ひねってください。

これで、漏れがなくなったら、高い確率で一時的な不具合となります。ハンドル部からの漏れは、一時的なことが多く、何サイクルかこれを繰り返すうちに、元に戻るケースが多いのです(それでも漏出が止まらなかったら)
2.ボールバルブは不良ですので、修理・交換の対象になります。KIRITSUBOまでご連絡ください。

漏出箇所が、キリツボ本体の部品つなぎ目の場合
部品組立時の不良もしくは、過度な負荷による変形・破損が原因です修理・交換の対象になります。KIRITSUBOまでご連絡ください



B.
原料の問題について

気圧が上昇しない場合、CO2発生の原料の問題であることがあります。具体的には、「投入原料が間違っている」、「水温が低すぎる」ことが挙げられます

投入原料が間違っている
この場合、粉末に水を接触させても泡が発生しません。二酸化炭素発生に必要なものは、重曹、クエン酸、水です。ご確認ください。

水温が低すぎる
重曹・クエン酸・水の化学反応の際、水の温度が低い場合、反応が不十分になります。その結果、一定時間内に気圧が十分に上がりません。これは冬場によく見られる現象です。
解決方法は、ぬるま湯を使用すること。ただし、水温は必ず50℃未満にしてください。
2.原料を切らしてしまった
商品パッケージには付属品として、1kgの重曹とクエン酸が含まれますが、500mlの炭酸水を約30本作り終えたころ、これらを切らしてしまうことでしょう。その場合は、webショップで新たにご購入ください。25㎏の商品がとてもお得です。2015年現在、KIRITSUBOはクエン酸と重曹の販売をしておりません。他店の物をご購入ください)。
重曹は、「重炭酸ナトリウム」「炭酸水素ナトリウム」とも呼ばれています。これらは、すべて一緒です。
クエン酸は「クエン酸(無水)」「クエン酸(結晶)」があります。できれは、「クエン酸(無水)」をご購入ください。そして、重曹・クエン酸は食品添加物用を選んでください。工業用は飲料用途に適しません。



3.付属品を切らしてしまった

キャップ-ボトル間のパッキンは50500回で使えなくなるため、交換つまり消費してしまいます。商品に予備パッキンを加えてありますが、いずれなくなってしまいます。もし切らしてしまった場合、別途ご購入ください。
その他付属品(ロート、計量スプーン、計量カップ)を破損、紛失した場合も、別途ご購入ください。


4.開放弁が働きすぎ

開放弁が働くとき、「コン!」という音と共に、水しぶき、急激な減圧が生じることがあります。
原因として、a「開放弁カバーがしっかり締められていない」、またはb「昇圧が早い状態で開放弁作動圧に達した」ことが挙げられます。製品そのものに問題があるわけではございません。

a「開放弁カバーがしっかり締められていない」
開放弁カバーにおきましては、禁止事項(P3に載せましたとおり、しっかり締めた状態にしてから、炭酸製造を行ってください。開放弁カバーを締めることによって開放弁の運動が制御されるからです。

b
「昇圧が早い状態で開放弁作動圧に達した」
これは、急激な圧力上昇が、開放弁の弁を押しのけたことに起因します。
これについては、開放弁をできるだけ作動させないように工夫をしてください。例えば、「原料の量を減らす」、「水温を下げる」、「飲料側を頻繁にシェイクして圧力を下げる」といったことです。


5.
泡が吹き出した
急な減圧による泡の拡大により、泡が器具外に吹き出すことがあります。
特に、純水(または水道水)以外の液体の場合、この現象が起こる確率が高くなります。
これを防ぐ方法は、厳禁リストでも記載されていますが、ボールバルブを急開放しないことです。ゆっくりバルブ開放し、泡の破裂消滅をしながら、減圧しましょう。


6.しょっぱい味がする

重曹クエン酸が飲料に混入すると、飲料の味が台無しになります。
重曹・クエン酸・水側の溶液が、キリツボ本体を経由して、飲料側のボトルに到達しするとこの問題が発生します。 基本的に、溶液はボトル内に留まるように調節してください。キリツボ本体に到達した場合は、飲料側への混入を疑ってください。
もし、キリツボ本体に到達してしまったら、本体内部を水ですすいでください(P23)
以上、困った状況と対処法を記述しました。もし、上記以外の困った状況がありましたら、ご連絡ください。

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